「手刻み」とは、大工がのこぎりやノミ、カンナなどの道具を使って加工をする昔ながらの方法です。
現在は、ほとんどが「プレカット」といって、あらかじめ工場で加工しておく方法がとられています。
弊社でもプレカットの現場がほとんどですが、現場によっては手刻みのことがあります。
プレカットにはプレカットのメリットがあり、手刻みには手刻みのメリットがあるのです。
20~30年前は、手刻みが当たり前でしたが、現在は手刻みができる大工は少ないそうです。
先日、弊社の荻原大工の「手刻み」を見に行かせてもらいました。
荻原さんは、親子の大工さんです。
荻原大工親子です。
木を切って、組み合わせます。
・・・と言葉で言うのは簡単ですが、複雑な形でも正確な加工が必要です。
ぴったりはまってすごく気持ちいい!
木の色が同じならわからないレベルで平になっています。
素晴らしい技術で、とても勉強になりました。
手刻みのできる人が少ないと言われる中、親から子へしっかりと技術が継承されていることも素晴らしかったです。
日本全体で、手刻みの技術が途絶えないように、がんばってほしいです。
動画もいくつか撮ったので、別の機会にまた投稿しようと思います。